働きながら会社と戦っています。


私は個人加入できる労働組合(ユニオンと名乗るところが多い)に入っています。
中小企業のような労働組合がない会社で働く人にとって
個人で入れる外部の労働組合はありがたい存在です。 


しかし


我が社には労働組合があります。 



え?社内に労働組合があるのになんでわざわざ外部の労働組合に入ったの?
そこに相談すれば良いじゃん。


こう思う人もたくさんいるかと思います。
ところが日本で一般的な形態である企業ごとに作られる「企業別労働組合」
経営者のいいなりになる御用組合と言われています。


御用組合とは?


労働組合は本来、労働条件の向上を目指して自主的に結成される組織です。
経営者に対してしっかりと要求事項を突きつけなければならないはずの労働組合が
会社のいいなりになって違法行為を黙認してしまうのが御用組合の特徴です。
 


すかいらーく過労死事件
〜過労死は自己責任という労働組合〜


御用組合のエピソードとして有名なものに「すかいらーく」の過労死事件があります。
月100時間以上のサービス残業を強いられていた店長が過労死してしまった痛ましい事件なのですが
すかいらーく労働組合は遺族の妻に対して
「できる人間ならしっかり休めたはずだ」という趣旨の発言をして大問題になりました。


労働者の生活や命を守るはずの労働組合が
過労死は自己責任であると労働者を切り捨てて会社を擁護する立場に回ったのです。 


遺族の妻は個人加入できる東京東部労働組合に加入後
すかいらーく労働組合に対して謝罪を求めました。


しかし、すかいらーく労組は謝罪を拒否、民事調停は決裂しました。


このように本来は労働者のための組織である労働組合が
会社のいいなりになって違法行為の黙認や隠蔽に加担してしますのです。
これが御用組合の実態です。 



なぜ労働組合は御用組合になってしまうのか?


労働組合がしっかりと労働者のために戦ってくれるならそれが一番いいのですが
結局は人事権を会社が握っているため、労働組合といえども会社に意見できないのが
日本の「企業別労働組合」の特徴です。


どんなに労働組合だと言っても、結局は組合員=社員なので
報復人事を恐れて会社に逆らえないのです。 


しかし一般的にはあまり知られていませんが
この企業別労働組合というのは、日本独特の文化なのです。
ヨーロッパでは労働組合は産業ごとに作られる「産業別労働組合」が主流なのです。 


労働組合が産業別に結成されているので
一つの会社の悪事を産業全体の組合員が監視しているのです。
このような組織形態を持っていれば、企業の報復人事に怯えることなく
権利行使が出来るのです。
ヨーロッパのストライキとか凄い規模ですよね。



結論


日本の労働組合は企業別に結成されているから、会社に何もいえない御用組合になります。
本当に労働者のために戦うには産業別労働組合を結成する必要があります。 


日本も早くそうなってほしいですね。 

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