働きながら会社と戦っています。



労働組合に加入後、労働相談に関わっていると
毎日のように目にする固定残業代の悪用について



固定残業代とは残業の有無にかかわらず
◯◯時間分の残業代を支払いますという制度です。



つまり固定残業代30時間分であれば
実際は1分も残業をしなくても30時間分の残業代が貰えるのです。 



それだけを見ると「めちゃ良い制度じゃん!」と思うかもしれませんが
労働相談の現場ではこの固定残業代が、給料の水増し制度として悪用される
とんでもない実態があります。 



80時間残業してはじめて基本給
〜日本海庄やの固定残業代悪用事件〜


居酒屋大手「日本海庄や」では月給19万4500円
大学新卒向けの求人を出していました。



多少低めだがそこまで悪くない金額です。
ボーナス2ヶ月分だとしたら40万近くは貰える、そう考える人もいると思います。



この求人見応募し、見事に内定を得た男性は入社後にこう言われました。



あなたの給料19万4500円には
80時間分の残業代が含まれています。



つまり月給19万4500円というのは基本給ではなく
80時間分の残業代を含んだ金額だったのです。
時間単価で当時の最低賃金、こんなはずじゃなかった。



そしてこの男性は死ぬほど残業をさせられた結果
入社4ヶ月で過労死しました。
 


死因は心臓発作です 。



普通、過労死って過労「自殺」なんですよ。
それがたった24歳の若さの男性が心臓発作を起こすくらい働かされたって・・・ 



そもそも残業代を含んだ金額を月給として表示するなんて違法ではないのか?
それを認めたら残業150時間含む月給30万とか平気で出来てしまうではないか。



はい、当時は一切法に触れることはありませんでした。
その後、職業安定法が改正されてはじめて違法とされるようになりました。



まとめ


このように固定残業代は給料の水増し目的
実際は最低賃金だが給料を高く見えるように偽装して求人を出す。
このような目的で悪用されています。 
2019年現在は固定残業代を求人に記載することが義務付けられていますが
決まりを守らない会社からの相談が後を絶ちません。



固定残業代という脱法制度を禁止するよう法改正をお願いしたいです。 

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