はじめに

今回は失業保険の話です。
会社を辞めた時に国からもらえる手当金のことです。



この失業保険が他の先進国と比べて
非常にしょぼいのが日本です。



会社を辞めたら即貧困に陥ることが
ブラックでもなんでも辞められない理由なのです。



だってみんな仕事辞めたらお金なくなるでしょ?
家族なんていたら尚更辞められませんよね。 



だからみんな必死に会社にしがみ付きます。
違法でも低賃金でも無収入よりマシだろうと



これが社畜思想を生み出す原因にもなっています。


☆関連記事→ 先日記事にした社畜



それでは日本の失業保険制度について
ご説明いたします。




基本は3ヶ月しか貰えない

失業保険は基本は3ヶ月と覚えてください。



条件によっては300日以上もらえるって聞いたよ!
そう思った方、ある意味正解です。



ただしその300日以上というのは
20年以上勤めた会社をクビになった人の場合です。




とりあえず一覧にしてみました。



会社都合退職の場合
 1年未満1年以上5年未満5年以上10年未満10年以上20年未満20年以上
30歳未満90日90日120日180日-
30歳以上35歳未満120日180日210日240日
35歳以上45歳未満150日240日270日
45歳以上60歳未満180日240日270日330日
60歳以上65歳未満150日180日210日240日
自己都合退職の場合
 1年未満1年以上5年未満5年以上10年未満10年以上20年未満20年以上
全年齢-90日120日150日




スマホからだと見にくいですね・・・



特に重要なのが下の図の自己都合退職の場合です。
ブラック企業を自分からやめる場合は、当然自己都合退職になります。 



この場合10年以上勤めてないと3ヶ月以上の給付を貰うことができません。
しかも自己都合の場合、給付開始まで3ヶ月もかかります。



これじゃあ辞めたくても辞められませんよね。
自己都合の場合20年働いても半年ももらえないんですよ。
ケチすぎますね。 


他の先進国の場合

これは国によって全然違うのでざっくりとした説明になりますが
アメリカだと州によって異なりますが多くが26週間
イギリスも26週間


ドイツは1年
フランスとデンマークは2年
スウェーデンは300日
フィンランドは500日



日本とは全然違いますね。
もちろん細かい条件等あるので単純比較はできませんが
他の先進国の失業保険の給付期間ってこんなもんなんです。



しかもその細かい条件というのも
日本みたいに20年以上働かないとMAXもらえませんよとかいう
ケチくさいものではなく



2年以上働けば〜とかそんな感じです。



まとめ

日本の失業保険は社会保障として機能していません。
特に自己都合退職の場合、支給開始まで3ヶ月もかかることから
支給開始前に働かざるを得ないんですよね。
ブラックでもなんでも。



20代の60%が貯蓄ゼロのこの国で
自己都合退職で3ヶ月の給付待ちなんて無理ゲーじゃないですか。




そりゃ社畜にもなりますよね。



ブラック企業はやめろやめろって言いますが
辞めたら金が一瞬で底を尽きるし
そもそも働きながら満足な転職活動ができるほど
ブラック企業は甘くないですよ。



よく雇用の流動化のために解雇規制を緩和しろとかいう人がいますが
会社に首を切れる自由を与えるより、労働者が自由に辞めて
しばらくは金に困らない保障を与えたほうが
よっぽど雇用は流動化すると思いますよ。 
 

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