はじめに

近年、話題になっている「ブラック企業」というワード。
今まではいわゆるネットスラングでしかなかったこの言葉が市民権を得たのは
今野晴貴氏の著書「ブラック企業」がベストセラーになったことがきっかけです。



「24時間365日死ぬまで働け」という社訓(?)で
一気にブラック企業の代名詞となった居酒屋大手のワタミ



社員に対して死ぬまで働けと言い
実際に入社4ヶ月の新入社員が過労死した事件はあまりにも有名です。 



アリさんマークの引越社では
会社を訴えた社員に対して「罪状」と書かれた顔写真付きの掲示物を
社内に張り出すなどした「罪状ペーパー」事件がありました。




Unknown
※公開されている罪状ペーパーです。



他にもジャパンビバレッジ東京(サントリーグループ)では
会社を訴えた社員が狙い撃ちで懲戒解雇されそうになったり
関大付属中学では学校を訴えた教諭が懲戒解雇されるなどやりたい放題です。


☆関連記事→放置される報復人事



こうした人を使い潰して利益を上げるブラック企業
残業代を払わずに、訴えた社員をクビにしようとするなど
まともな環境でないことは容易に理解できると思います。



ところがそんなブラック企業に対して社員は何をしているのでしょうか。




違法な企業を訴える人が現れた、労働組合が結成された。
そんな時に今まで奴隷のように扱われていた社員たちはどのような行動を取るのでしょうか。


99%が会社の味方をする

残念ながら上記の通りです。
ワタミもアリさんもジャパンビバレッジも1000人規模で社員がいるにも関わらず
会社と戦うのは多くて10数人程度であとは会社の味方をします。



今までさんざん違法労働をさせられてきて
それを変えようと訴え出た社員を全員で寄ってたかって攻撃します。



わたしも現在進行形でやられています。



おかしいと思いませんか?
自分を搾取する会社の味方をして残業代を払わせた社員を敵視するなんて
でも残念ながら日本の労働者のレベルってこんなもんなんです。



すかいらーくでも紳士服のコナカでもそう
99%の社員は会社が怖くて会社に従います。



それどころか労働組合や訴えた社員を
本気で悪の組織の工作員だと信じ込む無教養な人間も少なからず存在します。



面白いのが2ちゃんねるのジャパンビバレッジ専用スレでは
現役社員が残業代を払わせた労働組合を叩きまくっています。
気になる方は「ジャパンビバレッジってどうよ」で検索してみてください。



ブラック企業大賞にまでノミネートされ
世間からこれだけ批判されている企業で
働いてる当の本人たちは会社を必死に守るとか
滑稽すぎますね。




なぜか政治活動に走る残念な思考

現職で会社と戦っていると結構見かけるのが
「俺は労働組合には入らないけど政治で日本を変えていきたい!」


こういう主張です。


完全に方向性を間違っています。
違法は国会で起きてるんじゃない、会社で起きてるんだ!(踊るナントカ風)


どこの政党に投票しようが
違法を行う会社の味方をしてしまっては
なんの意味もありません。



海外でもそうですが
現場での労働運動があってこその政治なんですよ。


8時間で生活できる賃金を!って言ってる人が
平気で100時間越えの36協定にサインしていては
残業は1分足りとも減らせません。



ただこの政治偏向型の思考は
「会社の味方をする」という点を除けば概ね正しい行動である点が厄介です。


政治を変える、確かに大事ですね。
その前に現場で行動しましょうよ。
行動を起こした人を攻撃するのはやめましょうよ。


これだけです。



まとめ

今回はかなり私怨が入った書き方になってしまいました。
わたしが言いたかったことは例え会社の違法を訴えても
99%の社員が会社の味方をしてしまっては
何も変えることができないということです。



普段は熱心に共産党を支持していても
あっさりと会社を支持する人なんていくらでもみてきました。



労働運動が出来ない労働者が報われるには
皮肉でもなんでもなく起業するかYouTuberになるしかないです。 



労働者が団結して経営者に対抗することは
豊かになるための世界共通のルールなのです。 
 

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