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日本にまた一つ、新しい奴隷制度が誕生しました。
それが「偽装留学生」です。


通常、留学生とは日本に学びに来る外国人を言いますが
偽装留学生は違います。


形式上は留学生として日本にやって来るのですが
本当の目的は勉強ではなく労働、つまり出稼ぎなのです。
だから偽装留学生といいます。


この偽装留学生を使い
中間搾取を続ける日本語学校が急増しているのです。


どのような問題があるのでしょうか。



急増する日本語学校

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※毎日新聞より引用


ここ数年、日本語学校の数が急増しています。
2012年までは400校程度だったのが
2017年には700校まで増えています。


数年で倍近くなっているとは驚きですね。
なぜこんなに日本語学校が増えているのでしょうか。


単純に留学生が増えたからでしょ?と思ったそこのあなた
自体はもっと深刻なのです。


結論から言うと外国人を騙して日本に連れてきて働かせると言う
ビジネスモデルが広がっているのです。とんでもない勢いで。


ブローカーに騙されて来日

冒頭で申し上げた通り
偽装留学生の目的は留学ではなく出稼ぎです。
そのためには「日本に行けば稼げる!」と思って貰わなければなりません。


そのために留学斡旋業者(ブローカー)は
ありえないくらいの嘘の高待遇を謳って人(偽装留学生)をかき集めます。


例えば日本に行けば月30万円稼げますとか
豪華なホテルのような寮があり家賃も無料で3食付きだとか


嘘でもなんでもいいから留学生を日本に送り込んで
その送り出し手数料でがっぽり儲けるのです。


その手数料というもの高額で
現地の人は日本円で100万円以上の借金をして来日します。
発展途上国の人からしたらとんでもない金額ですが
ブローカーからこう言われるのです。


「日本で働けば簡単に返済できますよ」


週28時間の労働時間制限

月30万円稼げると聞いて日本に来たのに
待っていたのは時給1000円程度のアルバイトのみ
しかもそのバイトすらも週28時間という制限付きとなっています。
当然、そんな規制のことなど事前に説明されているはずもなく
ここで初めて騙されたことに気付くのです。


計算してみましょう。
時給1000円×28時間×4週間=112000円


どんなに頑張っても10万円ちょっとしか稼げないのです。
仮にブローカーの説明通り30万稼げるようになるには
時給3000円の仕事に就くしかありませんが
そんなものはどこにもありません。


その10万円の中から日本語学校の学費(月5万程度)と
無料と言われていたはずの寮費(月3万程度)を引かれて
残りの1、2万円を生活費に当てる。


これで留学期間の2年の間に
母国で背負った100万円を超える借金を返すなど
逆立ちしたって不可能です。



これは違法にはなりますが
仮に時間制限の上限を超えてフルタイム労働をしたとしても
事前に説明を受けていた月30万円に全く手が届きませんよね。


派遣会社化する日本語学校

ここが本題です。
日本語学校の目的は留学生に日本語を学んでもらうことではありません。
出稼ぎに来た留学生から「学費」をもぎ取ることです。


留学生が稼げようが稼げまいが
借金が残ろうが違法労働させられようが
学費さえ払ってもらえればそれでいいのです。


そして学費を払わせるために
地域の小売店や飲食店に留学生に働いてもらうのです。


働き口が多い繁華街のど真ん中に日本語学校をぶっ立てて
留学生を受け入れて学校周辺で働かせて学費を稼がせる。


これって派遣会社と同じだってわかりますか?
出稼ぎ目的の外国人を集めて働かせて、そこから学費を徴収する。
学費という固定の中間マージンを得ることが目的。



派遣会社は働いた分だけ中間マージンを搾取しますが
その額が固定になっただけです。


よくこんな仕組みを考え出したもんだ・・・


逆らったら強制帰国

ここは非常に重要なポイントです。
日本語学校にとって地域の小売店・飲食店は「お客様」なんです。


うちの学校には外国人がたくさんいますよ。
おたくの企業に人材を供給しますよ、安く供給しますよ。
こういう話なんです。


なのでもし留学生が派遣先の会社で
違法な労働の改善を訴えたり、いう事を聞かなかったりした場合


日本語学校は「お客様」の元から派遣留学生を引き上げさせるのです。


会社とグルになる日本語学校

留学生の仕事先と日本語学校は裏で繋がっています。
表向きは留学生でも本来の目的は出稼ぎ外国人の派遣です
地域の企業もそれをわかって偽装留学生を利用するのです。


そして違法を訴えたり残業代を請求しようとした留学生を
会社と日本語学校がグルになって強制的に帰国させます。


話は簡単です。
バイト先で訴えを起こした留学生がいた場合
日本語学校に通報して退学にしてもらうのです。
そうすれば留学ビザが失効して強制帰国になります。



日本語学校からすれば「お客様」である派遣先の会社から
おたくの留学生はもういらねえよ!と言われては大変です。
学費という中間マージンが搾取できなくなってしまいますから。
だから強制的に退学させて帰国させるのです。


というか、元からそういう話になっているのです。
訴えてきたら強制帰国させるんで違法とか気にしなくていいっすよ
だからうちの留学生をたくさん雇ってね


こんな感じです。

まとめ

この極めて悪質な偽装留学生の仕組み
以前記事にした外国人技能実習制度もびっくりな奴隷制度です。

☆関連記事→外国人技能実習生の実態


制度は違えどやってることは同じです。
高待遇を謳って外国人を騙して働かせる
来日時には借金漬けにして逃げられないようにし
それでも逆らったら強制帰国。


まさに奴隷、これが21世紀の日本で行われているとは
信じられませんね。


日本の経営者の実態なんてもんなものです
頑張って働けば給料を上げてくれるとか評価してくれるとか
口では綺麗事ばかり言っていますが
その本音は「安く長く徹底的に働かせて利益を出したい」です。


現在、日本では格差や貧困が社会問題になっていますが
それに対して政治に期待したり頑張って会社の利益を上げようとしても無駄なのです。


経営者は搾取しか考えていません。
必要なのは賃金を上げろ・生活させろという労働運動です。

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